| この度当院は新しい薬品を世に送り出すための治験(臨床試験)に協力する体制をとることになりました。
当院で扱う治験薬は、いろいろな物質について試験管レベルで振り落とされ、動物による効果と安全性が試された後、健常人による人への安全性が確かめられ、実際の患者さんに対し効果と安全性がある程度確認された薬品です。
この薬品について最終的な評価をするために協力して頂ける方を募集しています。
現在、内服したり、点滴したりして使われている医薬品も、数多くの患者さんが被験者となり、治験を受けて承認されたものばかりです。
しかし、こうした医薬品もすべての人に効くわけではありません、7割の患者さんに効けばよく効く薬といわれます。逆に3割以上の患者さんには効果がないことになります。こうした穴を埋めるためにも、また既存の薬には無い効果を持たせたり、増強させたり、投与量を少なくさせたりと新薬の開発には大きな期待があるのです。
新しい薬を試してみたいと思っても何かしらの不安があると思います。害はないだろうか。確かに安全性を確立するためには、まだ不十分です。しかし、承認された医薬品でも害が全くないわけではありません。こういう事をご存知でしょうか、医薬品には効能書きというものが付いていますが、この効能書きは時々改訂されます。新たな副作用や一緒に飲んではいけない薬が分かったり、効果についての訂正があったりするためです。薬とは元来、時間と費用をかけることにより確立されていくものなのです。日常の診療でも副作用に注意しながら投薬を行っていきます。治験薬についても同様に副作用に注意しながら投薬を行っていきます。また他の病院や諸外国で副作用が明らかになれば当院にもその情報が入り適切な処置を講ずる体制ができています。副作用も早期に対処すればそれほど重薦に発展することもないでしょう。
病院として治験への協力体制をとることができても、皆さんの参加がなければ成り立ちません。諸外国では既に医薬品として使用されているのに、日本ではこの最終的な評価の段階で被験者を集められず、なかなか承認されない医薬品がたくさんあるのです。これらの新しい治験薬を医薬品として一日も早く使用できるように力を貸して頂きたいと思います。
※今回は、終了しました。ご協力ありがとうございました。
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